PART.73 次なる旅へ・・・!
闇の精霊を倒したエルちゃん。応援に来たシュラウド騎士団隊長のサルマさんと、タリフ村の村長アーホンさんによって、マウディは捕まったのだった。
サルマ「エルさん!!!」
(*‘ω‘ *)「にへ。こいつの思惑は全て封じたのだ」
サルマ「ありがとうございます!本当に!あなたがメディアを救ったのです!!」
アーホン「あなたが闇の精霊に負けていたら、メディアはまた三日間の闇に覆われていたかも知れません・・・。あなたの貢献は計り知れないです。」
サルマ「本当に。これでイレズラの計画を阻止することが出来ました。騎士団が魔女と戦い始めてから、これが初めての勝利だと言えるでしょう!」
(*‘ω‘ *)「にっへぇ」
サルマ「私はあなたを誤解していましたね。最初は申し訳ありませんでした。」
(*‘ω‘ *)「いいっていいって。メディアを思ってのことだったろうしね!」
サルマ「ありがとうございます・・・!エルさん、バリーズ王子様があなたにお礼をしたいとおっしゃっていました!向かってください!」
(⌒▽⌒)「いえあっ」
それはそれとして・・・
闇の精霊「あいたたた、頭が痛い~。」
(´・ω・`)「あんた・・・」
闇の精霊「・・・なんだ?ん?記憶が飛んだのだが。何があったんだ?どうした?なんでそんな怒ってる?」
(´・ω・`)「・・・こいつ。」
とりあえず闇の精霊は弱体化した様子なので、むかつくけどひとまずは放っといて、バリーズ王子のところへ向かうのであった。
バリーズ3世「エル・・・来たか」
(*‘ω‘ *)「おいすーっ」
バリーズ3世「ふふ、君がマウディの計画を阻止したということは聞いている。メディアを代表し、感謝申し上げる。」
(*‘ω‘ *)「よゆーですエルちゃん、すーぱーえりーとなんで」
バリーズ3世「はははっ、エル。君の顔を記憶するとしよう。王になった暁には、君に貴重な金(きん)を与えることも約束する。」
(⌒▽⌒)「やったぜ」
バリーズ3世「さて、僕はしばらくバレンシアへ行くことになったよ。そこで王になるための教育を受け、正しく民を導ける者となるんだ。もちろんそこでも、僕は君への感謝を忘れないよ。」
(*‘ω‘ *)「ふっふっふ。立派な王様になるのですよ!」
シラレ「冒険者・・・いや、エルよ。」
(*‘ω‘ *)「?」
シラレ「あなたの旅はまだ終わっていません。予言に定められた運命は変わることはありませんから。」
(*‘ω‘ *)「ほむ」
シラレ「イレズラはまだ存在し、動いています。黒い太陽は再度私達の前に現れるでしょう。もう一つ、予言の言葉を伝えます。」
(*‘ω‘ *)「なんとっ」
シラレ「・・・イレズラはバレンシアにいる。あの黒い砂漠の予言の地に・・・。」
(´・ω・`)「黒い砂漠・・・?」
シラレ「バレンシアの砂漠のことです。そこであなたはまた大いなる試練に立ち向かわなければならないでしょう。しかし必ず、あなたは勝利をおさめることを信じてください。」
(*‘ω‘ *)「あたりまえです。エルちゃんは選ばれし最強の冒険者なのですから!!!」
シラレ「ふふ、それでは、お元気で。」
闇の精霊「おーい」
(´・ω・`)「・・・」
闇の精霊「おーい!!!」
(´・ω・`)「何ようるさいわねぇ」
闇の精霊「なんで返事しないんだ?ずいぶん偉くなったな~!」
(´・ω・`)(こんにゃろぉ)
闇の精霊「まぁいいさ。バレンシア。いい響きじゃないか。オマエはイレズラを倒さなければならない。行こう!アルティノの関所に行ってバレンシアへの道を聞こうじゃないか!」
(´・ω・`)「あんたやけに張り切ってるわね。なにかあるの?」
闇の精霊「ん?オレはいつもこんな感じだったろう?ククク」
(´・ω・`)(コイツがテンション高いとなーんか怪しいんだよなぁ)
そしてアルティノの関所にやってきたエルちゃん。
アリバー「やぁどうも。この道を抜けると、バレンシア領に繋がります」
(*‘ω‘ *)「ありあと」
アリバー「とと、これはメディアを救ったエル様じゃないですか。」
(*‘ω‘ *)「にへ。ばれた?」
アリバー「もちろんです。そんなあなたですから、興味深い情報を一つ提供しましょうか。」
(*‘ω‘ *)「お?」
アリバー「いえね、中身はわからないんですけど、とても貴重なものをある商団がバレンシアに運んでいるんですよ。」
(*‘ω‘ *)「貴重なもの?」
アリバー「どうやら、海を渡ってきた珍奇なもののようですが、一体何でしょうね。」
(*‘ω‘ *)「さぁなんだろうね~財宝かな?むふふ」
アリバー「そうそう、それでですね、その商団が護衛をするための傭兵を募集しているらしいですよ?あなたほどの腕があれば、楽に仕事につけるんじゃないですか?」
(*‘ω‘ *)「おぉー働き口はほしいね。名を馳せるために」
アリバー「はははっ、さすがだ。それでは向こうに岩石警戒所があるから聞いてみてください」
さてさて、今日はここまで!
メディアを闇の力から救ったエルちゃんに、この後どんな旅が待ち受けているのでしょう!!!
レッツゴーバレンシア!!!(⌒▽⌒)