PART.81 闇の精霊の正体
アクマン到着!!すっごく見つけるの苦労した゚゚(゚´ω`゚)゚。ピー
そして、アトサさんに話を聞いてみることに(*´ω`*)
アトサ「貴殿は・・・!まさか・・・」
( ゚д゚)(うっわめっちゃ怪しい!信用せんとこ。)
闇の精霊「なんだこいつ。怪しいやつだな。あんまり信用しないほうがいいんじゃないの?」
(´・ω・`)「人を見た目で判断しちゃだめよ精霊ちゃん。」
アトサ「すまない・・・、急に大きな声を出してしまって・・・。」
(´・ω・`)「いえいえ」
アトサ「もしかして、貴殿は『その者』ではないか・・・!?」
(´・ω・`)「ぬ?」
アトサ「もし貴殿がそれであれば、我々は貴殿の欲しがるものを得られるように助力したい。」
(´・ω・`)「いや、その者とか、よくわからないですけど。っていうかあなた達何者?」
アトサ「我がアクマンは過去から古代文明を守ってきた者だ。それが我々の存在理由であるから。」
(´・ω・`)「古代文明の守護者・・・」
アトサ「しかし、愚かなバレンシア前国王によって我が種族の殆どが滅んでしまった。」
(´・ω・`)「前国王?どういうことか知りたいけろ」
アトサ「いいだろう。ききたまえ」
・・・
我が種族は古代のときから今に至るまでこの場所に存在した。古代の文明を守護し、愚かな者たちを制御するのが我々の使命であった。
しかし、過去にバレンシアにおいてイムール・ネセルという愚かな王がいた。
その王は古代の力と黒い石を利用して全大陸を武力統治しようとしていたのだ。
しかしそれは非常に危険で非人道的である。我々は彼のその計画を阻止しようと試みた。
・・・
(´・ω・`)「それでどうなったの・・・?」
アトサ「焼き尽くされたさ。我が種族。我が先祖たちは全て・・・。そして我々はこの砂漠から追い出された。」
(´・ω・`)「あら・・・」
アトサ「我々は人間を憎んだ。しかし我らの使命は古代の文明を守護すること。そのために身を隠して生活することしかできなかった。」
(´・ω・`)「隠れて生活して・・・どうするのよ」
アトサ「古代の示しだ。『その者』が来るのを私達は確信していたのだ。そう、貴殿を!!」
(´・ω・`)「ふむ・・・」
闇の精霊「『目を覚ましている者』とか、『その者』とか、ついていけないな」
(´・ω・`)「・・・」
アトサ「シャハザードから遣わされたと言っていたな。しかし彼はきっと愚かな者だろう。表向きは私達アクマンを助けてこの砂漠に戻したように見えるが、石室の秘密を探りたいだけだろう。」
(´・ω・`)「さっきのラバムの姉ちゃんは王が気遣ってあなた達を砂漠に戻したとか言ってたけど。」
アトサ「信用ならないな。それに、彼は石室の遺物がどういうものなのか、全く分かっていない。」
(´・ω・`)「石室の遺物・・・どういうものなの?」
アトサ「貴殿だ。」
(´・ω・`)「私?」
アトサ「あの石室は貴殿のもの。貴殿に必要なものだけが置いてある。」
(´・ω・`)「なんと・・・」
アトサ「約束通り、貴殿の求めているものを手に入れられるように助力しよう。南西に向かうのだ。アルゴス・サウニールが占領した神殿がある。その神殿は古代から、我々の偉大な王たちがいたところだ。遺物の鍵を得るには、奴らに奪われた遺物が必要なんだ。」
(´・ω・`)「うぃ」
・・・
そして三日月信者と言われているモンスターから槍、呪文書、アルゴス黒曜石の精気を奪いアトサのもとに。
(*‘ω‘ *)「これでOK?」
アトサ「すばらしい・・・やはり貴殿が『その者』のようだな」
(*‘ω‘ *)「これで全部?」
アトサ「いや、もう一つ、いちばん大事なものがある。」
(´・ω・`)「ほむ」
アトサ「鍵に力を与えなければならない。そしてその役割をするのが・・・」
闇の精霊「ん?」
アトサ「その後ろにいる、闇の精霊だ。」
( ゚д゚)「え!?」
闇の精霊「ええええええ!!!?」
アトサ「悪いが私にはその姿が見えている。声もな。私を怪しいやつ呼ばわりしたこともちゃんと分かっている。」
闇の精霊「まじかよ・・・」
(´・ω・`)(よかった私の心の声までは読み取られてないみたい。)
闇の精霊「それで?オレが力を付与するんだって?」
アトサ「力を与えるというのは、お前自身が鍵になるということだ。」
闇の精霊「???・・・なんだそれ」
アトサ「ふん。自分がなんの存在だったのかも忘れたのか。遺物の鍵とは、闇の精霊そのものだ。」
(´・ω・`)「でも全然鍵の形してないじゃない。」
アトサ「闇の精霊の力が足りないのだ。力を少しでも取り戻せば自ずと鍵は開かれるだろう。」
闇の精霊「力・・・?」
アトサ「クツム、プトルム、そしてアトル」
(´・ω・`)「?」
アトサ「大いなる古代人だ。彼らの心臓から力を抽出せよ。そしてそれを闇の精霊に与えるのだ。」
クツムの心臓の力を吸収した。
闇の精霊「うぅ・・・なんだこの力は。」
プトルムの心臓の力を吸収した。
闇の精霊「うぅ・・・好きじゃない。」
最後はアトル・・・。
(´・ω・`)「・・・あれは・・・」
闇の精霊「なんだ?見覚えがあるのか?」
(´・ω・`)「忘れられた・・・世界の記憶・・・」
闇の精霊「?」
(´・ω・`)「とりあえずいこう」
アトルの心臓の力を抽出した。
(´・ω・`)「どう?」
闇の精霊「・・・気持ち悪い。」
(´・ω・`)「大丈夫そうね。戻りましょう」
・・・
アトサ「これで貴殿が・・・まさに『その者』が・・・我々を再び率いる偉大な者となる・・・。」
(´・ω・`)「ちょっと、勝手に自分の世界に入らないでよ。どうすればいいの?」
アトサ「遺物を取り戻すのだ。闇の精霊が貴殿を石室に導くだろう。」
闇の精霊がブルブルと震える。そして、闇の精霊に手足が生え、鎧のように古代の遺物を身にまとった。
闇の精霊「・・・ああそうか。そういうことか」
(´・ω・`)「?」
闇の精霊「思い出した。思い出したぞ。確かにコイツの言うとおりだ。ここは、この場所はオレの思い出の場所だ。」
(´・ω・`)「あなたも記憶なくしてたんじゃない。人のこと言えないわね」
闇の精霊「ふん。悪態ついてる場合じゃないだろう。鍵だ。鍵を作れ。」
先程、三日月信者たちから奪った遺物を元に、闇の精霊が光る槍を作り出した。
(´・ω・`)「なにこれ」
闇の精霊「これを使え」
(´・ω・`)「なにこれ」
闇の精霊「古代人の心臓の力をその槍に与えろ。そうすれば古代の槍キベリウスが完成する。」
(´・ω・`)「全然ついていけないんだけど。」
闇の精霊「いいか?その槍が遺物の鍵となるんだ。そしてお前はその異物を開くために選ばれた、いや、選ばれるべき存在だということだ。」
(´・ω・`)「??????」
闇の精霊「とにかくいこう。言っただろう。オマエはいずれオマエのことを思い出す。今がその時だ。オマエが何なのか。何者なのか。それが示されるときが来たんだ。」
私が何者なのか・・・?
この鍵:古代の槍キベリウスで石室の遺物を開いた時、私に何が示されるというの・・・?
それでは、次回をお楽しみに!!!!
つづく(*´∀`*)