PART.18 闇の力の動き
大きな労働者「いて・・・いづづづづっ・・・!!」
ヤーズ「もぉー!じっとしてて!私ヒーラーとかじゃないんだからっ、痛いのはしょーがないのーっ」
(*‘ω‘ *)「あら、ヤーズちゃん、こんなところに。ダイジョブ?」
ヤーズ「あっ、お前!えっと・・・、今エダンの方が大変なんだ!そっちへ行ってくれ・・・!」
(⌒▽⌒)「ういっ」
暴走するナーガを制止しようとするエダンおじさん・・・
エダン「おい!しっかりしろ!・・・くそっ、やっぱり言葉が通じないな・・・!」
ナーガ「フー・・・フー・・・」
エダン「誤った力を貪ると、同族の皆が危険にさらされることになるんだぞ!」
戦いの激しさで、ネックレスを落としたエダン。
(*‘ω‘ *)「・・・なんだこれ・・・」
エダン「あ・・・君か・・・!すまない、そのネックレスを拾ってくれないか?」
(*‘ω‘ *)ひょい
ネックレスをひろうと、ナーガ族の言語が翻訳されたかのように聞こえてくる。
ナーガ「皆死んだ!!!」
(*‘ω‘ *)「!?」
ナーガ「砂漠を越えてきたフォガン族が、俺たちをここに追い出した!!しかし、同族の魂があの中で俺たちを呼んでいる・・・!」
(*‘ω‘ *)「・・・あの中・・・?」
古代の・・・遺物・・・?
ナーガ「あの力だけが、根拠地を取り戻す唯一の道だ・・・!」
エダン「あの異物を手に入れても、同族は救えない!」
宙に浮いているあの異物からは、以前見たことがあるような黒いオーラが漂っている。
エダン「あれは救いの力ではなく、破壊の力だからな!!」
いいや・・・?
え?
闇の精霊「俺の力だよ・・・!」
そういうと、闇の精霊は古代の遺物の中に入り込んだ。そして時が止まった。
黒い石の過ち。旅。記憶の喪失。滅亡。
繰り返される古代人のメッセージ。古く、砕けたような音が聞こえてくる。
古代人はとっくの昔に消えたんだよ
いいか?お前は俺だけに従え。
それが唯一、お前が強くなる道だ
闇の精霊は古代の遺物から、力を吸収したのか体に手足が生え、今までとは大きく異なった姿に・・・。
(´・ω・`)「あんた何したの」
闇の精霊「いつもどおり、あるべきものをあるべき場所に戻しただけだ。」
(´・ω・`)「・・・」
エダン「古代の遺物から・・・黒いオーラが消えた・・・」
ナーガ「・・・」
ナーガはわけがわからないというふうに、あたりを見回し、何も語らぬままその場を後にした。
エダン「と・・・とりあえずナーガが落ち着いてくれたようで・・・よかった・・・のか・・・?」
(´・ω・`)「うーん・・・」
エダン「しかし、遺物の力はまたもや、君についてる闇の精霊に奪われてしまったようだな・・・。」
(´・ω・`)「まぁ、なんというかそのようです」
エダン「君の中の闇の力が大きくなってしまうのは心配だが、君がまだ正気を保っているというのは、よかった。しかし・・・」
(´・ω・`)「・・・?」
エダン「フォガンはもともと砂漠の方に住む種族だ。なぜ今になって、こんなところまでやってきたんだ?」
(´・ω・`)「フォガンの族長のティティウム?は先程やっつけたんですけど。」
エダン「族長を・・・さすがだな。君がギアスやベグを討伐したという話は聞いているよ。しかし、族長が先導したにせよ、こんな所まで来るのは不自然すぎる。それにだ、フォガンに圧倒されて、ナーガが対抗するための力を得るために、こんなところに古代の遺物がたまたまあるというのは、なんだか都合が良すぎないか?」
(´・ω・`)「裏で誰かが手を引いている・・・」
エダン「可能性は捨てきれない。しかし古代の遺物さえも利用する存在とはなんだ・・・?狂信徒・・・」
(´・ω・`)「狂信徒・・・?」
エダン「いや、これも可能性のほんの一部でしかないな、君は別のことを調べてくれるか。グリッシー廃墟で、何がおきたのかを調べてほしい。頼めるか。」
(´・ω・`)「もちろん。古代の遺物とつながりがある何かがあれば、闇の精霊のことも何かがわかるかもしれないですからね。あ、あとこれ、返します。」
ネックレスをエダンに返そうとする。
エダン「あ、あぁ。すまない。・・・いや、このネックレスは君がもっていてくれ。それは闇の力を弱める働きがあるから。もしもの時のために、ね」
(´・ω・`)「あい」
闇の精霊はカツ・・・カツ・・・と愉快そうに歯を打ち鳴らしていた・・・。
古代人のメッセージ・・・
黒い石の過ち。旅。記憶の喪失。滅亡。
旅、記憶の喪失というのは、私の今の現状とそっくりだ。私は何かの契約を結び、闇の精霊に記憶を預けた(らしい)。旅をする前に何があった?「過ち」・・・
竜の石像のところで力を吸収した際に闇の精霊が放った言葉・・・
なに?自分の記憶をとり戻したいの?
お前が俺に合う前に何をしたか。
私が何かをした?それが過ち・・・?
そして最後には、「滅亡」・・・。
メッセージが断片的で、憶測でしか考えることができない・・・。
とりあえずは様子をみよう!闇の精霊と旅をつづけながら、闇の精霊の秘密を暴いてやる・・・!
ということで、また次回をお楽しみに!(*´∀`*)