PART.26 エダンたちの正体!
このひとが!!デルペ騎士団軍団長!ブレゴ・ウィリアー軍団長です!
なんだかすこし、ジョルダイン卿に似てる人だぁ(*´ω`*)
ブレゴ「ほう、マーガレット団長が私に冒険者を紹介するとは。うむ、やはり危機的な状況であるというのを実感せずにはいられないな・・・名は?」
(*‘ω‘ *)「すーぱーえるちゃんです」
ブレゴ「ふふ・・・愉快な人だ。ふぅ、こうして外部の者と話すと、少し気が紛れるな」
(*‘ω‘ *)「お疲れのようですね。」
ブレゴ「まぁ、そうだな。ハーピーのことだけでも頭が痛いのだが、それ以上に・・・」
(*‘ω‘ *)「まさか、ジョルダイン・・・」
ブレゴ「!?・・・君、知っているのか・・・!」
(*‘ω‘ *)「はい。同盟国カルフェオンに敵対行動を起こしたという容疑で今追われているのです。その手がかりを追って、ここにきたのです。」
ブレゴ「そうだったのか・・・。あのジョルダイン卿が・・・。うむ、エルとやら、ききたまえ。つい先程の話だ・・・」
・・・
私はその瞬間を見ていなかったが、配下の者に確認したところ、彼はなにもない空間からふと現れたということだ。
ブレゴ「・・・ジョルダイン卿・・・?」
ジョルダイン「やぁ・・・。にしても、騒がしい城だな。お前の兵たちが全滅してしまったから、伝えられなかったよ。」
ジョルダインがおもむろに手を挙げると、ハーピーが紐でくるまれた紙をその手元に届けにきた。そしてそれをブレゴに手渡す。
ブレゴ「こんな状況だから、理解してくれ・・・ところで、ハーピーを飼う趣味などありましたかな・・・?」
ジョルダイン「違う。彼らよりさらに強い者たちだ。」
そういうと、ジョルダインの周りに影の霧が発生し、何人ものシャドウナイト:影の騎士団が姿を表した。そのうちの一体は持っている剣をブレゴの喉元近くに構え、身動きを封じた。
ブレゴ「・・・!?・・・こいつらと手を組んだのか・・・!?邪悪なオーラの正体はあんただったのか!!」
ジョルダイン「さすが、軍団長らしい洞察力だな。君の言葉は正しい。彼らは私に忠誠を誓い、私は彼らの王として、カルフェオンに宣戦布告をしに来た。ハーピーの攻撃は、ほんの挨拶代わりだ。」
ブレゴ「・・・!」
ジョルダイン「次はこの文書に書かれた、全ての砦を一つずつ破壊してくれる。」
ブレゴ「しっかりしろ!ジョルダイン!彼らの忠誠がいつまで続くと思っているんだ!?」
ジョルダイン「それは君が心配する問題ではない。行け!行って議会の老人共に伝えろ!この私がカルフェオンの全てを燃やしに行くと!その灰の中で、真の絶望を味わわせてやる。」
そうしてジョルダイン一行はまた黒い霧に包まれてその場所から姿をくらました。
・・・
ブレゴ「こういうことだ。」
(´・ω・`)「ジョルダイン。流石に早いわね・・・」
ブレゴ「君の他に二人、同じようにジョルダイン卿を追っている者がいたよ」
(*‘ω‘ *)「二人・・・?」
ブレゴ「若い男と、シャイが一人だった。前線基地のエルグリフィン副官の報告によると、彼らは山の中腹の方へ消えたそうだ。」
(´・ω・`)「エダンおじさんとヤーズちゃんかな・・・?」
ブレゴ「彼らを知っているのか・・・?ふむ、今日は何やら作為的といか・・・不自然なめぐり合わせが多いように感じる・・・。しかし、君は私の部下のマーガレットが推薦した人物だ。私も君を信じよう。」
(*‘ω‘ *)「ありがとう!」
ブレゴ「その二人が出たのはつい先ごろだ。急げば間に合うだろう。行きたまえ。冒険者エルよ。また会えることを願っている。エリアン様の御加護があるように。」
(*‘ω‘ *)「うん、軍団長も息災で!」
さて、エダンを追って山の中へ・・・
(´・ω・`)「ヤーズちゃん。あなたいっつも誰かを治してるわね。」
エダン「あぁ・・・君か・・・うっ」
ヤーズ「おい、あんまり無理するなって。・・・あ、お前、寝ている時に見たような気がする。確かハイデルの旅館だっけ?あ!あとグリッシーでもみたなぁー。ここまで来るなんて、臆病者じゃないんだな~」
エダン「すまん、ちょっと座ってくれ、君を見上げる気力はない」
座るエルちゃん
エダン「監視塔の封印された館で目を覚ました者。その者の名前はベルモルンだ。闇を支配する王とも呼ばれている」
(´・ω・`)「闇を支配する・・・」
エダン「復活の儀式が完全でなくて本来の姿は取り戻せなかったが、彼の力はだんだん大きくなるだろうから全てを闇に戻そうとする野望もすぐ・・・実行されるだろう。」
(´・ω・`)「ベルモルンはなぜそんなことを・・・」
ヤーズ「そんなのしらないよ。ベルモルンは闇そのもの。彼にとってはそうすることが当たり前なのさ」
(´・ω・`)「そっか。。。ところで、そろそろ教えてほしい。あなた達は一体何なの?一介の研究者ではないと思う。」
ヤーズがエダンの方を向くと、エダンは相槌をうつ。それが許可の合図だとヤーズは考え自分たちのことを話して聞かせてくれた。
ヤーズ「・・・世の中に知らされてはいけない秘密を守る団体。秘密守護団。それが私達。
エダン「そう、ヤーズの言葉通りだ。結局この事実を打ち明けることになってしまったがね。ふぅ・・・君のその力、その力は、ベルモルンと同じ闇の力だ。」
そのとき視界がぼやける。闇の精霊が私に語りかけてくる。
嘘だ。あいつはお前に嘘を言っている。
俺を信じろ!
俺を引き離せばお前はすぐ死ぬことになる!死ぬことになるんだ!死ぬことに・・・
エダン「・・・奴だな・・・?きっとなにか言ってたんだろう。いいか。君にはチャンスがある。この危機を正す。そして、君自身を正すチャンスが。」
(´・ω・`)「私自身を・・・正す・・・?」
エダン「だがベルモルンはきっと君を狙うだろう。同じ力ではあるが、互いに衝突するしかないんだ。」
ヤーズ「西に巨大農場がある。オーウェンはそっちに行った。」
弓使いのオーウェンさんだ。
ヤーズ「ベルモルンは手強い相手だ。早く行って助けてあげたら?」
エダン「君の力は確かに闇の力ではあるが、今は君のその力に頼るほかない。私はどうも、動けそうにない。すまないが、頼めるか・・・。」
(*‘ω‘ *)「わかった!」
オーウェンさんの後をおい、巨大農場に向かうエルちゃんであった!