PART.65 謎多きタリフ村
(´・ω・`)「・・・」
闇の精霊「何してるんだ?」
(´・ω・`)「嫌な予感がする。」
闇の精霊「・・・は?」
(´・ω・`)「こういう戦闘以外のミニゲームは、嫌な予感がする」
闇の精霊「何バカな事言ってるんだ?はやくこれを持っていかないと労働者たちに馬鹿にされるぞ。」
(´・ω・`)「・・・」
・・・よたよた・・・
ガッシャァアン!ゴロゴロ・・・。
(´・ω・`)「・・・」
闇の精霊「・・・」
(´・ω・`)「まって!結構むずいのよ。本当に」
闇の精霊「・・・」
ガッシャァアアアン!!!ゴロゴロゴロ・・・。
(´・ω・`)「・・・」
闇の精霊「センs・・・」
( ゚д゚)「おだまり!!!!!!」
ガッシャアアアアアアアアドガァアアゴロンゴローン!!
( ゚д゚)「ウォォォオォォオオ」
闇の精霊「おいやめろ!!!労役場を破壊しようとするな!!!!」
・・・
何度も何度も黒結晶の塊を地面にこぼしては拾ってこぼしては拾ってを繰り返し、労働者たちに可愛そうな目で見られながら、なんとか目的の場所までたどり着いたエルちゃん。
(´;ω;`)「もったきたよ?」
住民A「あ・・・あぁ、えーと・・・俺たちの苦労が少しはわかってくれたかな」
住民B「・・・それにしては落としすぎ・・・」
住民C「シッ・・・!誰にだって苦手なことの一つや二つはある・・・!」
(´;ω;`)「・・・うぅ」
闇の精霊「・・・グ・・・・wwwプギャwww」
(´;ω;`)「うぅぅぅう!!」
・・・
住民A「おい、もう泣くなって。悪かったよ。」
(●`ε´●)「むすっ」
住民B「な、なんだっけ?話すって。闇のことが聞きたかったんだろ?」
(●`ε´●)「話して!」
住民C「は、話すよ・・・だから機嫌直してくれよ・・・。」
闇の精霊「ハハ!!!最初あんなに威勢の良かった奴らがオマエに気を遣っているぞ!!!あわれ!!!あわれ!!!!!wwww」
(●`ε´●)「うるせええええええええええ!!!!!!」
住民A・B・C「っひぃぃい!!」
どうやら労働者たちは夜には悪夢、昼には黒い幻覚に苦しめられていて健康状態が次第に悪くなってきているということらしい。そしてそれは闇の呪術ではないかという噂が流れている。そう、あの魔女イレズラのものだ。
住民A「はぁ・・・まったくな。いっそのこと野蛮族がここの仕事をすればいいんだ。」
(´・ω・`)「たしかに。アイツら力ありそうだしね。」
そこにネルダおじちゃんの補佐役、ラドレイさんが様子を見に来た。
ラドレイ「こ・・・これはエルさん。労働者たちとともに重労働をしていたのですか・・・!?」
(´・ω・`)「うん、めっちゃ働いた」
闇の精霊「いや。オマエが一つの手押し車を運ぶ時間で他の奴ら三つも四つも運んでたぞ。」
(´・ω・`)「オマエが寝てる間にオマエの周り中に古代の光集めて置いとくからな。覚悟しろよ」
闇の精霊「グギャwww」
ラドレイ「それはそれは・・・、さすがはカルフェオンの英雄と言われるだけはある。労働者たちの人望まで集めるとは。さすがですね」
(*‘ω‘ *)「まぁね」
ラドレイ「さて・・・黒い幻ですか・・・うーん・・・彼女らなら何かわかるか・・・?」
(*‘ω‘ *)「?」
ラドレイ「あ、いや、失礼。ここから西に向かいますとね、タリフというソーサレスの村があるのです。」
(*‘ω‘ *)「ソーサレス?魔術を扱う女性たちのこと?」
ラドレイ「えぇ。特に黒いオーラに関することは彼女らの専門ですからね。あなたの追っている者とも何か関係があるかもしれませんよ。タリフ村へ行ってご覧なさい。ネルダ様には私から事の次第を伝えておくよ。」
(*‘ω‘ *)「ふぁいっ」
(*‘ω‘ *)「ここがあの女たちのハウスね」
え?
えええええええええええ!!!!???
住民が闇の精霊らしきものを使役している・・・!!?
( ゚д゚)一体何なんだこの村は・・・!?
アーホン「ようこそ、タリフ村の村長、アーホン・キルスと申します。」
(*‘ω‘ *)「どうも、スーパープリチー戦士、世界のえるぽこです。」
アーホン「エルさん?おぉ、あなたですか。最近ネルダの右腕として名を馳せているという。」
(*‘ω‘ *)「さよう。それにしても。ここでは闇の精霊を使役しているんですか!?」
アーホン「えぇ、私達ソーサレスは長い修練を通して、闇の精霊を利用する手段を会得しているのです。」
(*‘ω‘ *)「ほぉ~すごいですね」
アーホン「ふふ、ありがとうございます。ところで、このタリフ村には何の御用で?」
(*‘ω‘ *)「あ。なんかね、労働者たちが黒い幻覚に悩まされてるんだよ。なにかわかるかなぁって。」
アーホン「黒い幻覚・・・うーん・・・闇の精霊の影響ですかね・・・」
(*‘ω‘ *)「ほぉ?」
アーホン「この所、闇の精霊がメディア全域で力を強めていて、その影響を受けてしまう者たちも増えてきました。」
(´・ω・`)「ほぉ・・・」
アーホン「闇の精霊の囁きに耳を貸し続けていれば、私達のような強い精神力をもつ種族でも少なからず影響を受けてしまうでしょう。労働者たちの今の状態は、闇にとらわれるときの初期症状とでも言えるでしょうか・・・。とにかく、とても危険な状態であるのは確かです。」
(´・ω・`)「どうすればいいの?」
アーホン「闇の精霊に打ち勝つためには、強い精神力が必要です。大族長の霊廟にいるジャイアントのタンツたちを訪ねてください。」
(´・ω・`)「じゃいあんと?」
アーホン「時々見たことはありませんか、大きな体躯をした人々のことです。霊廟のところにいる者たちは、長い間闇の力と戦ってきた者たちです。もしかしたら、彼らなら何か助けになるかも知れません。」
(*‘ω‘ *)「ほっほーっ、わかったよ。ありあとーっ」
アーホン「エルさん。あなたも闇の精霊に悩まされてはいませんか?」
(´・ω・`)「うん。ずーっとついてきてうるさい奴」
アーホン「もしそうであれば、あなたも彼らに助けてもらうべきかと思いますよ。」
(*‘ω‘ *)「うん、そうしゅる!」
アーホン「ふふ、またお会いしましょう。お元気で。」
(*‘ω‘ *)「ばいばいっ」
そしてエルちゃんは大族長の霊廟なるところへと足を運ぶのであった!
つづく(*´∀`*)