PART.63 シュラウド騎士団隊長サルマ・アニン
シャカトゥ「ブラボーーーー！！ははっ！！素晴らしい！本当に素晴らしい！！！」
(⌒▽⌒)「わははははは！！！そうだろう！」
シャカトゥ「いや～、金では買えない貴重な体験でした。うむ。商人ならば、受けた価値に対し、相応に報いるべきですね。ネルダ・シェンのもとへはすぐに向かいましょう。君ほどのものが忠誠を誓うものです。私が直接会うだけの価値があるでしょう。」
(*‘ω‘ *)「うんうん。そうしてください」
闇の精霊「ククク、良かったじゃないか。」
（●｀ε´●）「むっ」
闇の精霊「どうした？」
（●｀ε´●）「あんなふうになるとは思わなかった！もうあんたの怒り二度と吸収しないからね！」
闇の精霊「何だそんなことか。クク、いずれまた使うときが来るさ。とりあえずネルダ・シェンのところへ俺たちも向かおう」
ネルダのところへ行こうとすると、騎士のお姉さんに声をかけられた。
サルマ・アニン「待って・・・！」
(*‘ω‘ *)「？」
サルマ「あなたが・・・ネルダ・シェンを手伝っている冒険者なんですね・・・」
(*‘ω‘ *)「なんですか？私いまネルダのおっさんのところいって、超絶豪勢な褒美をもらいに行くのに忙しいんです」
サルマ「・・・く・・・！あなたは自分のしていることがどういう事かわかって―――・・・！し・・・失礼。私はシュラウド騎士団のサルマ・アニンと申します・・・。バリーズ王家を守る立場にあります。」
(´・ω・｀)「はぁ」
サルマ「ネルダは野蛮族と手を組んでメディアを呑み込もうとしている・・・。知ってるんですか？あなたが闘技場で遊んでる間にも、ホリオたちは野蛮族の下で大変な労役を強いられているのですよ！」
(´・ω・｀)「・・・」
サルマ「最初は、あなたが彼らを救うためにネルダの商団に入ったのかと思ったのに・・・！褒美を貰いに行く・・・！！？ふざけるのも大概にしてください・・・！！！」
(´・ω・｀)「んむぅ」
闇の精霊「何だコイツ？何も知らないくせに。殺しちまおうぜ。」
(´・ω・｀)「そうやってすぐ殺そうとするのやめなさい。」
サルマ「・・・何をぶつぶつと！」
(´・ω・｀)「落ち着きなさい。ネルダだってアブン村のことは危惧している。野蛮族を退かせるために、いまシルバーを集めているの。そのために私が闘技場で戦ったのよ。」
サルマ「・・・ネルダが・・・アブン村のために・・・！？そんなはずは・・・」
(´・ω・｀)「とりあえずネルダと話してくる。また後で来るわ」
ネルダ「エル殿！！！！どうしてあんな危険な真似を・・・！！」
(*‘ω‘ *)「勝つ確信があったんで。言っておきますが、シャカトゥを楽しませるためにわざとピンチを演出したんです。私の全パワーの100分の1ぐらいしか解放しておりません。あんなのよゆーです。」
ネルダ「ほ・・・本当か・・・？本当なのか・・・？う、うーむ・・・しかし、ありがとう・・・！本当に。・・・シャカトゥもあの玉璽箱を本来の価値の何倍もの値段で買ってくれたのだ。全て君のおかげだ・・・感謝してもしきれない。」
(●´ω｀●)「いやぁ」
ネルダ「ところで・・・、サルマに話しかけられていたね。」
(´・ω・｀)「あぁ～、なんか激おこでした。アブン村を放っておいて、何をしてるんだ！みたいな感じのこと言われました」
ネルダ「そうか・・・まったく。もしかしたら聞いたかも知れないが、シュラウド騎士団はメディア王家の護衛隊だ。彼らは伝統に従いメディアを復興しようとしている。私のことは、権威に目がくらんだ者だとでも思っているのだろうな。・・・王家の連中は大志を理解できず、目の前の利益を追うのに夢中になっている・・・。」
(´・ω・｀)「ふむん。」
ネルダ「君のおかげで出来たこの大金を、私はシュラウド騎士団に投資しようと思う。これで私がメディアのために動いているということを理解してほしいものだな。サルマにこのことを伝えてきてくれるかね」
(*‘ω‘ *)「りょっ」
・・・
サルマ「信じられない・・・本当にネルダがそんなことを・・・？」
(*‘ω‘ *)「ネルおじ割といいヤツだよ（たぶん）」
サルマ「う、うーん・・・そうでしょうか・・・。ただ、私はまだ彼のことを信用しきることはできません。エルさん、でしたか。私達に信頼の証を示してほしいです。」
(*‘ω‘ *)「ほぉ？」
サルマ「私達シュラウド騎士団は王家が没落して以降散り散りになってしまった。メディア再建のためには彼らを再び呼び集めなければなりません。アト農場にいる団員を引き連れてきてください。」
(*‘ω‘ *)「まぁいいけど。」
そして後農場にやってきたエルちゃん。
グチオ「え！？サルマ隊長から招集命令！？・・・一体何年ぶりだろう・・・招集はとても嬉しいことだが、うーむ・・・」
(´・ω・｀)「どかした？」
グチオ「ここのメイン族という者たちが、この農場を荒らしているのです。私達がなんとかここを守っていますが、私達がここを離れたら農場が好き放題荒らされてしまいます・・・。」
(´・ω・｀)「なぁるほど。招集命令なんて簡単なことを頼むと思ったら、そういうことか・・・。」
グチオ「え・・・どこへ行くんですか？」
(*‘ω‘ *)「絶滅させてきた」
グチオ「！！？た・・・たしかにそこかしこにあったメイン族の姿が・・・」
(*‘ω‘ *)「はい、そんなわけで、サルマさんのとこへお行きなさい」
グチオ「冒険者さん・・・感謝します・・・！！！」
・・・
そうしてサルマのもとに、シュラウド騎士団が再び集まった。
サルマ「なるほど・・・あなたもただ遊んでいただけではなかったのですね・・・」
(´・ω・｀)「そだお」
サルマ「前は失礼なことを言いましたね・・・許してください。」
(⌒▽⌒)「絶対にユルサナイ」
サルマ「ありがとうございます・・・！・・・え？今なんと・・・」
(´・ω・｀)「許します」
サルマ「あ、ありがとうございます（？）あなたがメイン族を討伐してくれている間、ネルダが来て話をしてくれました。彼がシュラウド騎士団への援助を約束してくれました・・・。彼はただ、メディアの将来を心配しているだけと・・・。」
(*‘ω‘ *)「ふふふ、そうでしょうそうでしょう」
サルマ「か、勘違いしないでくださいね・・・！私はまだ完全に彼を信頼したわけじゃないんですからね・・・！・・・でも彼の提案はとても魅力的でした・・・。エルさん。すいませんが、私はここに来る団員を待たなければなりません。バリーズ王子のところへ言って、シェン商団のことを伝えてもらっても良いですか？」
(*‘ω‘ *)「そうね。私も一応シェン商団の一員。行ってきましょう！」
王子かぁ～どんなひとなんだろ～(*‘ω‘ *)楽しみですねぇ
それでは今日はこのへんで！また～～！！
