PART.55 いざ!アルティノめぐり(●´ω`●)
やってきました!アルティノ!!!
ハイデルからとっても遠かった~゚゚(゚´ω`゚)゚。ピー
さて、噂のメボ・ムラナンさんに話を聞いてみましょう(⌒▽⌒)
メボ「なんだって!?オレが黒結晶を溶岩洞窟に持っていった?誰だ、そんなでたらめ言ってるのは!バラタン?モルグリム?それともトレンのヤツか!?」
(*‘ω‘ *)「ハカンのおじいちゃんです」
メボ「ハカンが!?全く馬鹿な・・・!あんな奴が管理するから溶岩洞窟がつぶれちまうんだ!あんなところに、オレが黒結晶を持っていくもんか!あんな場所にはもはや何の魅力もない!」
(´・ω・`)「ほむ」
メボ「はぁ・・・信じられないなら上のネルダ・シェンのところに行ってみろよ。全く、あんたもあいつの無駄話につきあわされて大変だな。」
・・・
(´・ω・`)「・・・別にどっちの言うことが本当かとか、あんまり興味ないんだけど・・・」
闇の精霊「まぁ、気持ちはわかるが、ネルダとかいうやつはメディアで力のあるやつだろう。何かイレズラに関する情報が得られるかも知れない。とりあえず行ってみようじゃないか。」
(*‘ω‘ *)「どーも、エルちゃんです」
ネルダ「やぁ、旅のもの。あなたがエル殿だったか」
(*‘ω‘ *)「おじさん私のこと知ってるの?」
ネルダ「うむ、人づてにきいたよ。君が溶岩洞窟の復旧を手伝ってくれたとね。」
(●´ω`●)「いやぁ~~~それほどでも」
ネルダ「挨拶が遅れたな。私はメディア連合商人会長のネルダ・シェンだ。アルティノの代表として、礼を言う。ありがとう。」
(*‘ω‘ *)「どういたまして」
ネルダ「まぁ、実はそれ以外のことも知っている。君はカルフェオンを救った英雄だそうだね。」
(*‘ω‘ *)「!」
ネルダ「ふふふ、商団という組織は情報が命でね。君のことを聞いて少し調べさせてもらったよ。気を悪くさせたならすまない。」
(⌒▽⌒)「いえいえ、だいじょびです。ところで、そんなあなたにききたいのですけど、溶岩洞窟の黒いオーラって、メボおじさんが持ってきた黒結晶となにか関係があるんですかね。ハカンおじいちゃんがそのように疑っていたので!」
ネルダ「ふむ・・・。ハカンがそう思うのも無理はない・・・。しかしね、思うにそれはメディアの鍛冶屋とは関係がないだろう。溶岩洞窟はあの爆発が起きてからあのゴブリンたちの被害と、強すぎる熱気が起こるようになったが、あの爆発の黒いオーラと、黒結晶のオーラとは本質的に違うものだ。」
(*‘ω‘ *)「ほへぇ~。そなんだ?その謎の爆発っての知らないからなんとも言えないけれど。」
ネルダ「うむ・・・ひどい歴史だ。あの三日間の闇は思い出したくもないね。」
(*‘ω‘ *)「その三日間の闇と関連して、今イレズラという黒いオーラをもった魔女を探しているのです!」
ネルダ「・・・なるほど。そうだ。三日間の闇とあの魔女とは密接に関わっている。」
(*‘ω‘ *)「イレズラはなぜメディアにそんな災厄を招いたのでしょう??」
ネルダ「うぅむ・・・。実は私もそれはしらなくてね、ここの住民たちもあまり話そうとしないのだ。彼らはあの日を忘れたいのだろう・・・。力になれなくてすまない。」
(´・ω・`)「そでしゅか」
ネルダ「なにか分かったら君にも伝えよう。それより、溶鉱炉を助けてくれたお礼がしたいな・・・。何か欲しい物があるか?」
(´・ω・`)「うーん・・・翼がある馬とかいません?」
ネルダ「翼がある馬・・・?はは、そんな馬がいたら幻想的だな。残念ながら我が商団にはいないようだ」
(´・ω・`)「んー・・・欲しい物かぁ~。そもそも何があるんだろ?」
ネルダ「アルティノは初めてかい?そうしたら、このあたりを見回して、何か欲しい物があるなら教えてくれ。『商人は、常に適切な代価を支払うべき者だ』。ふふ、メディア商団の基本理念さ」
(*‘ω‘ *)「おっちぇー!一番金になりそうなもん探してくる!!!」
ネルダ「はは!商魂たくましい冒険者だ!」
そして、雑貨商人のネルロプルさんに話をききます!
ネルロプル「やぁどうも。身なりからして異国の人間だね。メディアは初めてかい?」
(*‘ω‘ *)「初めてでしゅ。右も左もわかりまてん」
ネルロプル「なるほど。メディアはあまり治安がよくない。シルバーを盗まれないように気をつけるんだよ」
(*‘ω‘ *)「これはこれは、親切にどうも。」
ネルロプル「ふふ、異国のものはだいたい相場がわかっていないから、ここにあるものを高値で売りつけたいんだがね、しかし・・・君がエルという冒険者なのかな?シェン様から丁重に扱うようにと言われている。」
(*‘ω‘ *)「にへ、そうです。ちょっと探しものをしてて。ここにめっちゃ豪華な物とか売ってません?」
ネルロプル「豪華・・・?豪華なものか・・・うーん、ウチは主にポーションしか扱っていないからな・・・向こうにいるトゥルレムにも聞いてみるといい。うちよりは高いものを扱っているだろう」
トゥルレム「君がエルか。溶鉱炉を救ってくれたそうだね、話は聞いている。」
(*‘ω‘ *)「豪華なもんありません?」
トゥルレム「ふふ、見ていくかね?うちに取り揃えてるのは超一級品の数々だ!」
ずらーっと並んだ装備品を見せてくれるトゥルレム。
(´・ω・`)(どうしよう・・・「エルちゃん棒」のほうが大分いい物だぞ・・・)
(´・ω・`)「あんのぉ、話は変わりますけど、黒いオーラの魔女しりません?」
トゥルレム「ん?買ってかないのかい?黒いオーラの魔女?しらんなぁ。そんなのが来たら流石に忘れないだろうし」
(´・ω・`)「そですかぁ」
トゥルレム「なんだ、嬢ちゃん。うちの装備を使うには流石にまだ力不足だったかい?ガハハ!ウチは一級品だからね。もっと力をつけてから来るといいぞ!」
(´・ω・`)「はぁーい」
デウェ「ご心配事もお預かりする、倉庫番のデウェです♪」
(´・ω・`)(ここは倉庫かぁ。じゃぁ魔女のことだけでも聞こうかな)「黒いオーラの魔女を追ってるんですけど、知りません?」
デウェ「黒いオーラの魔女???うちにはそんなものは保管しておりませんね♪」
(´・ω・`)「いやまぁそれはそうでしょうけど。」
デウェ「ほ?・・・あ、そういう名前の物品だとおもいました♪人のことですか♪残念ながらそんな人はしりませんねぇ♪」
(´・ω・`)「そですか。じゃぁまた~」
デウェ「冒険者さん。辛いときや悲しい時は、わたくしのところにそういう気持ち、預けに来ちゃってくださいね♪いつでもお待ちしております、倉庫番のデウェです♪」
(⌒▽⌒)「あーいっ」
ルーシー「取引所長のルーシー・ベンクムです。お待ちしてました、エル様」
(*‘ω‘ *)「???」
ルーシー「こちら、ネルダ・シェン様からあなたへと。」
ルーシーから、これはこれは値が張りそうなネックレスを受け取った。
(⌒▽⌒)「やったぁ。ありがと!」
ルーシー「いえいえ。でも、あなたが本当に欲しい物は他にありますよね」
(*‘ω‘ *)「うん。魔女の情報かな」
ルーシー「はい。それについても聞いてます。しかし、私もそういった魔女を見たことはありませんね。」
(´・ω・`)「そですかぁ」
ルーシー「ただ、これが魔女と関わりがあるかはわかりませんが、そういった怪しい者ではなく、怪しい言葉なら最近嫌というほど聞いています。」
(´・ω・`)「怪しい言葉・・・?」
ルーシー「村の子供達ですね。だれから教わったのか・・・身の毛がよだつような不吉な歌を歌うのです。子どもたちは面白がって歌っているのですがね。」
(´・ω・`)「ほぉ・・・?歌かぁ。子どもたちに聞いてみる!」
さて、ここアルティノでは一体何が起きているのか・・・。エルちゃんの旅は続く・・・!