PART.11 闇の精霊との契約。その一端。
( ・`д・´;)はぁ・・・はぁ・・・
インプたちをたくさん倒し、ザラおばちゃんの所に行こうとしたら・・・
闇の精霊「なーなー」
(´・ω・`)「なによ」
闇の精霊「向こうの方になんか変なオーラがあるんだよ、見に行こうぜ。あんなおばさんほっといてさぁ」
(´・ω・`)「・・・」
(●´ω`●)「そうッスね」
あのおばちゃんちょっと怖いんで後回しにしたいエルちゃんであった。
そうして闇の精霊に促されるままに行くと・・・
え・・・なんすかこれ・・・。謎の文様が浮かび上がっているように見える。
闇の精霊は特にこの文様について説明をしてくれない(´・ω・`)
ただ「てっぺんまで登ろうぜ!」と促してくる・・・。
(´・ω・`)「闇の精霊ちゃん」
闇の精霊「ナンダヨ」
(´・ω・`)「『なんとかと煙は高いところが好き』って言葉知ってる?」
闇の精霊「お前絶対最後はお前乗り移るからな?」
というわけでてっぺんまで登ることにしたエルちゃんと闇の精霊
途中捕まってる兵士さんを助けてあげながら・・・
上に到着(●´ω`●)
大きな黒い竜の石像・・・何だこれは・・・!
そこには言葉が刻まれていた。
神を召喚するのは愚かなことだ。神の力を封じることができないかもしれないのに。
ここにこの祭壇を築いた。経験を通して、正しいことが行えるように。
神・・・?経験・・・?
この竜が神なのだろうか?この石像は神を召喚して封じることができなかった者たちが、その経験を後世に残すために作ったものなのだろうか・・・?
考えていると、いきなり闇の精霊が動き出した。
ここで強い力を感じる・・・
闇の精霊が竜の石像の上にのぼる。
私の頭に響くような音声が聞こえる・・・。
異界の供物、消えた文明、目覚めし者、古代人の意志
誰かが私に伝えようとしたメッセージ・・・?
俺はこれを封印したものが誰なのか知っている。
俺はずっと前から、この世界に存在していたから。
今はお前と共に強くなっていく。
「私は誰なんだ!!?なんで私につきまとう!」
なに?自分の記憶をとり戻したいの?
お前が俺に合う前に何をしたか。
まさか、本当に俺たちの結んだ契約までわすれたの?
俺たちの旅が終わるまで・・・お前の記憶は俺が預かることにしたんじゃないのか?
私が記憶を失ったのは、私がこの闇の精霊とした何らかの契約によるもの・・・。
そして旅の終わりに、闇の精霊は私に記憶を蘇らせると言っている。
でも、闇の精霊、君は旅の終わる頃、一体どれだけの力を手にしているんだ・・・?
そしてその力をもって、なにをしようとしてるんだ。
この闇の精霊の言葉を信じるなら、私は、この怪しげな精霊と契約を結んでまでしたいことがあったはず。果たしたいことがあった?守りたいものがあった?
とりあえず、闇の精霊は私に私の過去を教えるつもりは今の所なさそうだ。
こいつはいまいち信用できないけれど、今の状況は、過去の私が望んだものであるはず・・・。
であるなら、今はこの闇の精霊と行動を共にして、自分の記憶をたどりつつ、彼がどういう存在なのかを突き止めなければ・・・。
心を新たにするエルちゃんなのであった。