PART.76 珍奇な依頼品を求めて!
ケンタウロスのところへやってきたエルちゃん。
(*‘ω‘ *)「私と勝負しなさい」
ケンタウロススカウト「・・・だれだ?」
(*‘ω‘ *)「あなたを倒すものです。」
ケンタウロススカウト「ふん。帰るんだな。貴様のような小娘を相手にしているほど暇ではない。」
(´・ω・`)「・・・」
ケンタウロススカウト「我らは強い。大勢の冒険者を集めて向かってくるのならわかるが、貴様のような者に傷をつけられるほど我は脆弱ではない。」
(´・ω・`)「・・・容赦はしない」スッ
ケンタウロススカウト「ほう・・・向かってくるか?ふん、どれだけ攻撃をしてもそんな棒きれでは少しのダメージも・・・いた!!!え?痛い!なにそれ痛い!!!いたいいたい!!!」
(⌒▽⌒)ブンブンブンブン
ケンタウロススカウト「あああああああああああああ」
(⌒▽⌒)「大したことないわ。」
・・・
トレナンドゥ「奴らの鈍さが分かっただろう。」
(⌒▽⌒)「ははは。ニブニブだったぜ」
トレナンドゥ「まったく、ケンタウロス族は傲慢で独断的だ。奴らとはまるで話が通じない。さて・・・冒険者よ。私達バシム族は彼らと戦争をしようと考えている。君たちが協力してくれるなら私達も君に協力することを約束しよう。どうかね?」
闇の精霊「クク、あのガニンとかいうカタン軍隊長が、コイツラの助力があれば王子の探していた貿易品の追跡も楽になるだろうと言っていた。悪くない提案だと思うぞ?」
(*‘ω‘ *)「ふーむ、まぁいいですよ。」
トレナンドゥ「感謝する。ケンタウロスはバルハン関所を戦いの拠点とする計画らしい。そこにいけば、わざわざ奴らの所へ出向かずとも剣を交えることができるだろうな。」
(*‘ω‘ *)「ほえ?バルハン拠点を?」
トレナンドゥ「そうだ。私達もそこへ行く。君の提案通りバルハン関所を守ろうではないか。ただ勘違いするな。私達はケンタウロスを倒すためであって、君たちに助力するわけではないのだ。」
(*‘ω‘ *)「はいはい。」
ガニン「感謝します!これからもバシム族との細かい交渉が続くでしょう。それは私に任せてください!」
(⌒▽⌒)「いえいえ。後はよろしくね!」
ガニン「ふぅ・・・これで一つの大きな問題が解決しましたね。やっと王子様の依頼のことに注力できます。」
(´・ω・`)「うむ」
ガニン「考えたのですが、盗まれたものをまた探すよりも、もっと効率的な方法があるかと思うのです。」
(*‘ω‘ *)「ほ?」
ガニン「シャカトゥという場所をご存知ですか?マンシャゴブリン出身のボスが管理しているところですが、そこでは全ての物が手に入ると言われています。」
(*‘ω‘ *)「もしかして・・・そのゴブリンって、シャカトゥさん?」
ガニン「ほお。知っていますか。そうです。そのボスの名にちなんで名付けられました。そこなら何か情報があるかもしれません。行ってみてもらえますか?私も少しここで用事をすませてから向かいます」
(⌒▽⌒)「御意」
ここがシャカトゥさんの名前から付けられたシャカトゥなのです(*‘ω‘ *)
名前と土地の名前がかぶってるのでちょっと混乱しやすいですねん゚゚(゚´ω`゚)゚。ピー
とりあえず貿易管理をしているタフタルさんに話を聞いてみることにした!タフタル平野という名前はこの人からきているのかしら(*‘ω‘ *)
(*‘ω‘ *)「ちゃお!」
タフタル「おや?冒険者ですか?これはこれは、どうも。我々シャカトゥ商団と取引しますか?」
(*‘ω‘ *)「タフタル平野っていうのはあなたの名前から?」
タフタル「ほう。向こうから来たのですか。ふふ、あそこはシャカトゥ様が私にくださった土地なのですよ。」
( ゚д゚)「なんとっ。」
タフタル「シャカトゥ様は公明正大な方です。部下たちを大事にしてくださいます。しかしあの土地もケンタウロス達に占領されてしまった・・・。全く困ったものですね。」
(´・ω・`)「あらまぁ、大変ね」
タフタル「それで?冒険者様はどんな御用で?・・・って、聞かなくても分かりますね」
(*‘ω‘ *)「ぽよ?」
タフタル「ほっほ、せっかくシャカトゥに来たのです。会いに来たのでしょう?シャカトゥ様はここで一番高いところにいらっしゃいますよ。会いに行ってみてください。」
シャカトゥさんか~、久しぶりだな(*´∀`*)
(*‘ω‘ *)「しゃかしゃかぽんぽーーーーん!!!」
シャカトゥ「こぉ~~~れはこれは!エルさんではありませんかぁー!」
(*‘ω‘ *)「おひさし」
シャカトゥ「ふふ、ひさしぶりですね。あの時の戦いは本当に素晴らしいものでした。」
(*‘ω‘ *)「だしょだしょ?それでねぇ~、ちょっと別件で相談が。」
シャカトゥ「・・・ふむ。なるほど、欲しい物があるのですね?」
(⌒▽⌒)「ふふ、さっすがシャカトゥさんだわ。バレましたね」
シャカトゥ「はは。まぁ、ここに来る人は大抵そうですから。さて、他でもないあなたの相談ですから、話を聞きましょう。」
(*‘ω‘ *)「ありがとん!実はですねぇ・・・」
・・・
シャカトゥ「ほう・・・ほう・・・、ふふ、これはこれは、ずいぶん面白そうな話じゃないですか。」
(*‘ω‘ *)「そお?」
シャカトゥ「その貿易品のことというより、今の状況が、ですね。」
(*‘ω‘ *)「?」
シャカトゥ「いやね?今私も、王族から依頼を受けてましてね?これがまた厄介な依頼なのですよ。そして、あなたも同じようにバルハン王子からの依頼を受けている。同じ王族から同じタイミングでの依頼とは。これ、何か裏でつながってると思いません?」
(*‘ω‘ *)「たしかに。」
シャカトゥ「フフ、すぐそこに私に依頼をしに来たお姫様がおいでです。直接お話を伺ってみたらどうですか?」
こちらがサヤ・ネセル姫!!この人から聞き取り調査をして、バルハン王子に依頼されてた物の情報を掴むのです!
(*‘ω‘ *)「ちょりっす」
サヤ「あら、冒険者さんですか?バレンシアへようこそ。」
(*‘ω‘ *)「色々話を伺いたいのですが」
サヤ「・・・すみませんね。今は忙しいので、あまり話している時間はありません。」
(●`ε´●)「んぶぅ」
サヤ「・・・あら?」
(´・ω・`)「?」
サヤ「あなたのもってるそれ・・・」
(´・ω・`)「む?これ?エダナのネックレスっていうらしいけど。」
サヤ「もしかして・・・エダンの知り合いですか・・・?」
(´・ω・`)「そだお。知り合いっていうか。NA☆KA☆MAだけどね」
サヤ「ふむ・・・そうですか。いいですよ。少しだけお話しましょうか」
(´・ω・`)「?・・・ありがとん。」
さてさて、今回はここまで!
果たしてバルハン王子が探しているものとは・・・!!そしてサヤ姫とエダンの関係は!!?
次回、乞うご期待!!(*´∀`*)