PART.41 そうです。私がカルフェオンの英雄です(⌒▽⌒)
さてさて、トリーナ騎士団団長のヴォルクスさんから、議会を案内されて入ったところがここ!
ほっほぉ(*‘ω‘ *)なかなかかっこいい雰囲気ですね~!
すると、議会に参加している人たちから視線が集まる。
ひっ・・・!
注目されるのは・・・
嫌いではありまてん(⌒▽⌒)
ヘルマン・フェレシオ「来たかね、エル殿」
(*‘ω‘ *)「褒められに来ました!」
ヘルマン「ハハハ、そうかそうか。なかなかに面白い冒険者だ。うむ。君の働きはもうここカルフェオンのカリス議会の耳に届いている。それでは十二分に賛辞を贈ろう。君の成し得たことにはそれだけの価値がある。」
(⌒▽⌒)「うへへへ」
ドミニク・エルン「ハイデルの侍従長。いや、今となっては、”元”侍従長であるな・・・。彼は黒結晶を密輸して、多額の資産を得た。」
デルパード・カスティリオン「そして奴はメディアで軍を集めていた・・・全く、危険極まりないやつだったな」
テオフィル・ベイシアン「だが、彼は失敗した。まさかうちのドーソンと裏で取引しようとするなんてね。全く愚かな話だよ」
ジョバン・グローリン「それで、結局は禁じられた力に手を出してカルフェオンを征服しようとしていたようだね」
エリナ・レート「だけど、そこにあなたが現れ、彼の野望を阻止した。私達の力では、闇の力を手にした彼を防ぐことは難しかったでしょう。しかし、あなたがカルフェオンを守ってくれたのです。あなたは・・・ここカルフェオンの英雄です。」
(*‘ω‘ *)「私が・・・英雄!!!」
ヘルマン「ここに、共和国の市民たちの心を代表して、カリス議会がその功を称賛する!!」
パチパチパチパチパチパチパチ!!
(●´ω`●)「いやぁ、そんな褒められちゃうと、照れますなぁ。ところで、カルフェオンには王様はいないんです?」
ヘルマン「うむ。カルフェオンは王政ではなく、このように市民の代表らが集まって議会を行う議会政治の形をとっている。私達がここカルフェオンの最高機関であるよ。」
(*‘ω‘ *)「ほっほーっ。ハイデルとはちがうのね。国によって色々政治の仕方もちがうんだ」
ヘルマン「うむ。私達はカリス律法を定め、その上で政治を行っている。さて、エル殿。これはカルフェオン議会からだ。」
(*‘ω‘ *)「!!!!」
エルちゃんはカルフェオンの刻印が入った金塊を手に入れた!
・・・
(●´ω`●)「るんるんる~ん♪」
闇の精霊「やけに上機嫌だな」
(●´ω`●)「そらそーでしょーよ。この金塊、さっき銀行でお金の価値を聞いたら300万シルバーもするらしいのよ?ぱーっと豪遊しようかしら~♪」
闇の精霊「ケッ・・・こっちは力を手に入れられなくてイライラしてるってのに。あ、そういやお前。さっき議会にいた奴に話しかけられてなかった?」
(*‘ω‘ *)「んぉ?あぁ・・・確か・・・エンリック・エンカロシャーさん・・・だっけ?」
闇の精霊「エンカロシャー?確かハイデルに来てた商団の女もエンカロシャーだったよな」
(*‘ω‘ *)「シアン商団のイソベルさんね。エンリックさんとはどういう関係なんだろねぇ。・・・そだ。エンリックさんに後で会おうって言われてたんだった。行きましょう!」
闇の精霊「貴族を待たせるとはなかなかいい度胸だなこいつも。」
・・・
エンリック「・・・来たか。」
(*‘ω‘ *)「来たよ。話って?」
エンリック「誰かに付けられたりしていないだろうな」
(´・ω・`)「・・・?・・・まぁ後ろに人の気配は感じなかったですけども」
エンリック「ふう。感慨深いよ。やっと求めていた人材に出会えたのだからね。」
(´・ω・`)「人材?」
エンリック「権威や格式にこだわるカルフェオンの騎士ではなく、柔軟な思考を持つ実力者をね。」
(´・ω・`)「・・・はぁ」
エンリック「もし私に協力するなら、相当の報酬を約束しよう。どうかね?」
(´・ω・`)「内容にもよりますけども」
エンリック「うむ。この手紙をもって図書館に行き、そこの司書、アンノリサ・ロージーに会ってみてほしい。そして彼女から物を受け取り私の所にもってきてくれるか?」
・・・
(´・ω・`)「ふぅむ」
闇の精霊「ヒヒ、怪しいな」
(´・ω・`)「何笑ってんのよ」
闇の精霊「怪しいことというのは面白いことじゃないか。別にお前は何も知らない。言うとおりにしてみようぜ?もし報酬がよければさらに豪遊ができるぞ?」
(´・ω・`)・・・
(⌒▽⌒)そうねっ
こちら、アンノリサ・ロージーさん!
(*‘ω‘ *)「あんのぉ」
アンノリサ「だれですか・・・?今本の大事なところを読んでいるんです。邪魔しないでもらえますか・・・?」
(´・ω・`)「むー。いやでもこれほら。」
アンノリサ「あ・・・これはエンカロシャー様の印章。そういうことでしたら、もうすこしこちらへ・・・。って・・・あなた・・・!英雄様じゃないですか!」
(⌒▽⌒)「そだよ」
アンノリサ「エンカロシャー様・・・まさかカルフェオンの英雄を利用なさろうとするとは・・・。」
(*‘ω‘ *)「まぁ私は報酬さえよければ基本なんでもしますんで」
アンノリサ「なるほど・・・しかしですね。エンカロシャー様に頼まれた例の禁書ですが・・・私はまだ手に入れることが出来ていません。そもそも、それをもっていると宗教批判を受けてしまうのです。。。」
(*‘ω‘ *)「禁書・・・?宗教批判・・・?」
アンノリサ「うーん・・・詳しくは私の口から申し上げるべきではないですね・・・。申し訳ないです。エンカロシャー様の姪のネラさんへの手紙も同封されているようですね。そちらに行っていただけますか・・・?」
(´・ω・`)「ふぁーい」
・・・
ネラ「!!!!・・・エル様!!!?」
(*‘ω‘ *)「はい。カルフェオンの英雄です。うふふ」
ネラ「英雄様が、何の御用で・・・あれ・・・もしかして今、アンノリサの所からきました・・・?」
(´・ω・`)「・・・?まぁはい。」
ネラ「や・・・やっぱり!!と・・・いうことは。。。おじさんとアンノリサ・・・!!私に隠れてこっそり・・・!き・・・きっと・・・!あ・・・えと・・・やっぱり、二人はそういう関係なんだ・・・!」
(´・ω・`)「そういう関係・・・?」
ネラ「は・・・破廉恥です・・・!!おじさんには大事な人がいるのに・・・!!・・・あれ?それでなぜ英雄様がこちらに・・・はっ!!まさか・・・!!」
(´・ω・`)「???」
ネラ「おじさんとアンノリサの関係を知ってしまった私を暗殺しに!!?!??」
( ゚д゚)「はっ!?」
ネラ「や、やめてください!!!わ、私はここの、ヴァルキリー養成学校で最高の騎士になるんです・・・!!こんなところで死にたくない!!!死にたくないぃィィ!!!」
( ゚д゚)「だまれぇ!!」ボゴッ
ネラ「げふっ」
(´・ω・`)「大丈夫です。みぞおちを的確に狙いました。」
ネラ「っく・・・っげほげほ!いや・・・えっとまぁ、冗談なのですけどね。ごめんなさい。イタタ・・・。まぁおじさんと司書の彼女が話すなら本のことでしょうね。」
(´・ω・`)「なんだ、頭のおかしい人かと思ったら、ただの痛い人だった」
ネラ「うっ・・・英雄様に痛い人と思われてしまうのはなかなかつらいことですが、でもでもっ!英雄様。私を見くびらないでくださいよ」
(´・ω・`)「ほぉ?」
ネラ「ふむ。ただの本の用事でおじさんがあなたのような英雄様を雇うはずがありません。となると・・・禁書のことですか?」
(´・ω・`)「おーっ」
ネラ「それに、人の表情も見れるのです。あなたのその顔は、まだその禁書を手に入れていない顔ですね。なるほど、アンノリサは手に入れていなかったと。」
(´・ω・`)「なるほど。痛いは痛いけど、エンカロシャー家の人間なだけはあるわ。」
ネラ「ふふ、そして商人の命とはなんだか分かりますか?それすなわち!信頼と人脈!」
(´・ω・`)「ふむ」
ネラ「ふっふっふ。英雄様。私は知っているのですよ。禁書の取引に応じてくれそうな人をね!」
(´・ω・`)「すごーい」
ネラ「い、いまいち信用していない目つきですね・・・。わかりました!エフェリアのフィラベルトを訪ねてみてください!私の言ってることが本当かどうかわかりますよ!」
エフェリアとはカルフェオンの北西にある、港のことらしい。そこへ向かおう!
ベルモルンのことでつい忘れそうになってたけれど、エルちゃんの旅は自分が何者かを思い出すための旅なのだ!エフェリアにはなにか手がかりはあるのだろうか・・・。
それでは、また次回をお楽しみに!