PART.38 ベルモルンにのまれたジョルダイン
口ほどにもないでござる(*‘ω‘ *)ざっと100体のサウニールたちをけちょんけちょんにしたエルちゃんであった。
闇の精霊「よぉ」
(´・ω・`)「?」
闇の精霊「みろ。戦況がひっくり返ったぞ?流石だな」
(*‘ω‘ *)「まね」
闇の精霊「向こうだ。コイツラの隊長がいる。隊長を倒したら、ベルモルンも焦って出てくるかもな」
(*‘ω‘ *)「なるほど。ありね」
闇の精霊「よし行こう。ついでにトリーナ騎士団の奴らにも恩が売れる」
(⌒▽⌒)「よしきた!」
さあサウニール攻城隊長との一騎打ち!!
かっこよいですねぇ(*´∀`*)まぁでも、超絶強くなったエルちゃんの相手にはなりませぬ!
おらーーーー!!!(ブンブンブン!!!
ふふ。気づいたら死んでた(*‘ω‘ *)
・・・うそっ!私の攻撃力!高すぎ!?
闇の精霊「・・・お前割とくらいまくってたよな?」
(*‘ω‘ *)「記憶にございませんが。」
・・・
さてさて、トリーナ騎士の教官のところに足を運んだエルちゃん。
このサウニールの死体たちの上にどっかり座ってるのがジェラード・マットチェロさん!!もうヘトヘトらしいけど、部下たちの士気のために決して倒れないのだとか・・・。男気あふれる教官ですなぁ゚゚(゚´ω`゚)゚。ピー
ジェラード「すごいな・・・君は」
(*‘ω‘ *)「?」
ジェラード「サウニールの大群だけでなく、あの攻城隊長をも倒しちまうとは。私では彼を倒し切ることが出来なかった。」
(⌒▽⌒)「んへへぇ。もっと褒めてぇ」
ジェラード「しかし、君の活躍にも関わらず、奴らの攻勢は依然として収まっていない。。。理由を探るべく斥候を送って偵察に行ったのだが、信じられんことに奴らの中にハイデルの侍従長がいたのだ・・・。」
(*‘ω‘ *)(闇の精霊の言うとおり、やはりジョルダインがきていたのね)
ジェラード「しかもだ、彼は見慣れぬ鎧をまとった者たちを連れて、サウニールを支配していた。」
(*‘ω‘ *)「シャドウナイトたちかしら・・・?」
ジェラード「うぅむ。今までその名を耳にしたことがあったが、奴らがそうなのか・・・。君がサウニールの大群を相手にしているとき、カルフェオン議会から連絡があってね。ハイデルの侍従長が反逆してカルフェオンを脅かそうとしているとな。」
(´・ω・`)「グレちゃったのです、彼。私が処しますので。許してやってください」
ジェラード「ほう、それは心強いが、奴と奴の部下たちもまた、相当な脅威に感じる。まずは偵察に行ったヘンリーと話してみてほしい。」
・・・
(*‘ω‘ *)「ヘンリーさんっ」
ヘンリー「冒険者さん・・・!・・・私、すごいものを見てしまいました・・・まるでこの世のものでないような・・・」
( ゚д゚)「へ・・・!?一体何が・・・!」
・・・
私が見ていると、ハイデルの侍従長と、黒服の男たちが一緒にいました。彼は自分の中のもうひとりの自分と話しているようでした。
ベルモルン「人間よ、お前の最後の望みを叶える時が来た。」
ジョルダイン「そう・・・時が来たんだ。あの凶悪なカルフェオンどもを、ここで全て処分するときが。」
ベルモルン「・・・そうではない。」
ジョルダイン「!?・・・そうでないと・・・?ここさえ崩せば、カルフェオンの兵力は壊滅する。それで、私はやっと王として・・・!」
ベルモルン「フフ・・・フフフ、愚かな者め。王にしてやろう。敗者の王にな」
ジョルダイン「な・・・・っ!・・・貴様・・・他の人々から魂を吸収しながら私の体を自由にできるまで待っていたんだな・・・!」
ベルモルン「貴様の魂は、純粋な怒りに満ちていた。それが気に入ったんだ。・・・それも、もうボロボロで悪臭を放つほどだ」
ジョルダイン「・・・!!永遠に、お前を呪ってやる!!!ベルモルン!!!」
そのうち、一人の人格が消えたように私には見えました。そして彼は真っ黒いオーラをまとうようになり、その後黒服の男たちが彼にひざまずきました。
シャドウナイト「我らの王が帰還された・・・」
侍従長が何かを口ずさんでいたように見えました。そうすると空から大きな翼を生やした、四足の化け物が降りてきたのです。
そして侍従長は後ろを振り返り、ここから北、カルフェオンの方角を指差して言いました。
ベルモルン「全てを燃やし尽くせ・・・」
化け物は大きな咆哮を上げ、その方向へと飛んでいったのです・・・。
・・・
( ゚д゚)「何その怪物ーーーー!!!知らない!」
ヘンリー「ハイデルの侍従長がこのあたりによく現れるという情報はありましたが、先程のような光景は初めてです・・・!私はこのことを指揮官に伝えてきます・・・!」
闇の精霊「完全復活ってところか?ハハ、どうあがいても間に合わなかったな。」
(´・ω・`)「うん。しかし・・・ジョルダインは完全にベルモルンにのまれちゃったのかしら」
闇の精霊「さぁね。いずれにせよ、奴が完全復活したとなると、もう逃げちゃいられないな。」
手に持っていた古代の光の器を見る。
闇の精霊「気持ち悪い光だが、ベルモルンを弱らせるために使うしかないな。そして、奴が力を失った時に仕留めろ。」
(´・ω・`)「・・・」
闇の精霊「どうした?」
(´・ω・`)「どうにか、ベルモルンをやっつけて、ジョルダインだけでも正気に戻すことはできないのかな・・・」
闇の精霊「なんだ、お人好しだな。奴の魂はベルモルンに食われたんだ。ベルモルンの胃袋からやつだけ取り出すってことか?それは無理だろうなw」
(´・ω・`)「ほむぅ」
闇の精霊「しかしやらなきゃならないのは事実だろ。闇の力をこのまま放っておけば全人類がベルモルンの闇にのまれるぞ。まぁwそれはそれで見てみたいがwだが、オレの望んでいることはまた別にある。」
(´・ω・`)「別にあなたのためじゃない。人類の未来のため。私がするべきことをするのだ。」
闇の精霊「ふん、だが俺達の利害は一致してる。ヤツを倒すぞ。今倒さなければならない。この強烈な闇のオーラだ。居場所はわかる。ついてきな。」
さぁ・・・!次回はいよいよベルモルンとの決戦・・・!!
ジョルダインをこの手で処すとき・・・(´;ω;`)
次回乞うご期待!!!