PART.37 エルちゃん棒爆誕!!!!
この武器。なにかわかります???(*‘ω‘ *)
そう!!!私エルちゃんは!ついに覚醒し!!天聖棍(てんせいこん?)を手に入れたのだ!!!
ははは(⌒▽⌒)エルちゃんの華麗な舞をみよっ
しゅばばばば!しゅばばばば!どこっ
闇の精霊「いた!!おいてめぇ振り回すな・・・いた!!!」
この武器で数々の敵をなぎ倒していくのです!!
・・・
さて、サウニールを絶滅させるべく(そこまでしなくてもよい)トリーナ要塞へやってきたエルちゃん。
隣に写ってるのはカックラスさんといって、ここの管理をしている人のようです(*‘ω‘ *)
闇の精霊ちゃんが話しかけてきた。
闇の精霊「ふむ、この辺にジョルダインがいるな。サウニールを支配して、何かを探している。」
(*‘ω‘ *)「何を探しているんだろう?」
闇の精霊「多分、完全な力を得るための最後の遺物だろう。」
(*‘ω‘ *)「そりゃ大変だ!阻止しないと!」
闇の精霊「ククッ、阻止するってことは、オレがその力を先に取るってことだからな?」
(´・ω・`)「んむぅ」
闇の精霊「話してる時間はないぞ。急げ。ベルモルンがそれを得ちまう」
要塞の中へ入ろうとするが、どうやらカックラスおじさんが困っている様子だ。
カックラス「うぅむ・・・」
(*‘ω‘ *)「どーかしました?」
カックラス「あぁ、いや、本来であれば、補給官が私の後ろにある補給物資を取りに来る頃合いなのだが・・・。」
(*‘ω‘ *)「ふぅん。私が届けましょうか?」
カックラス「本当か・・・!?し、しかし、武器を装備しているとは言え、君のような女の子を一人で行かせるわけには・・・」
それとなく天聖棍を見せびらかすエルちゃん
カックラス「!!!?・・・それは!!選ばれし幼女しか持つことが許されぬ伝説の・・・!!」
(⌒▽⌒)「さよう・・・。名付けて・・・」
「エルちゃん棒!!!」
カックラス「・・・あ・・・まぁ。それで、大丈夫なのかね?」
(*‘ω‘ *)「いいでしょう。任せなさい」
補給物資を背負って要塞の中に入っていくエルちゃん。後ろから、カックラスおじちゃんのかわいそうな物を見る目で見られたような気がするが、きっと気のせいだろう。
中に入ると、兵士たちとサウニールたちとが死闘を繰り広げていた。
でも今は補給物資を届けるのが先!
カックラスおじちゃんから教えてもらったベッキーさんのところにきました。
ベッキー「これは、シアン商団の補給品ですね・・・!有り難いです」
(´・ω・`)(あぁ、そっかぁ。カルフェオンだから貴族のエンカロシャー家のシアン商団もいるのよね。イソベルさんはお元気かしら。)
ベッキー「これが本当に必要だったのです。多くの負傷兵の命が助かりました・・・!」
(⌒▽⌒)「いえいえー、なにかお手伝いすることあります?」
ベッキー「なんとお優しい・・・。それではその優しさに甘えて、お願いしたいことがございます」
(⌒▽⌒)「なんでしょう?」
ベッキー「実は、私のいとこがここトリーナ騎士団に入団したのです。彼はトレントの育ちなので、火を付けて放つ矢「火箭」部隊に配属されたのですが・・・どうにも大きな音や火薬が怖いらしくうまく扱えないのです・・・。こんなことを頼んで申し訳ないのですが、少しでも戦力の足しになれるよう、あなたが彼に勇気を与えてやることはできませんか・・・?」
(*‘ω‘ *)「いいでしょう。」
(*‘ω‘ *)「よぉあんちゃん。」
モキ「ひっ・・・な、なんだ、冒険者か・・・」
(*‘ω‘ *)「打ちなさいよ!あんた男でしょ!」
モキ「で・・・でも怖いし。。。もし火薬がここで爆発したら僕死んじゃう・・・」
(*‘ω‘ *)・・・
(⌒▽⌒)伸びろ!エルちゃん棒~♪
どか!!ぼこっ!!!ごすっ!!!
モキ「ぎゃあああああああ!!!いやだあああああああもういたいのいやだぁああああああ!!!!」
( ゚д゚)「つべこべ言わず打てやぁ!!!!Rキー押すだけで撃てるだろうがはよせーや!!!」
モキ「Rキー!?あなたは一体何を言っているんだ!!!?!!?」
(⌒▽⌒)(ボッ
モキ「!?」
(⌒▽⌒)「後三秒で発射しないと、爆発するよ?」
モキ「えぇぇええぇえっ!!なんでそんなことするのおお!!!?」
( ゚д゚)「うてえええええええしぬぞぉぉぉおおおお!!!!」
モキ「うわあああああああああ!!!ママぁーーーー!!!!」
ドヒューーーーーん。火箭は美しい弧を描いて中空へ飛んでいきました。
モキ「・・・」
(*‘ω‘ *)「・・・」
モキ「(ぐすん)・・・ありがとう、冒険者さん」
(*‘ω‘ *)「打ってみたら大したことないだしょ。」
モキ「いや・・・死ぬの怖かったから・・・」
(⌒▽⌒)「そう。火箭を打たなければ、あなたや、あなたの仲間が死んでいたのかもしれないのよ。戦場では一時の迷いが命取りになるわ。悪☆即☆射よ!」
モキ「悪即射・・・!わかったよ!勇気をだしてみる・・・!!」
(*‘ω‘ *)「死ぬ気でやればなんだってできるわ」
モキ(・・・まじで死にかけたからなぁ)
・・・
(*‘ω‘ *)「優しく勇気づけてやりました。」
ベッキー「ありがとうございます、冒険者様!・・・ところで、冒険者様はここへなにしに・・・?」
(*‘ω‘ *)「んー、サウニールぶち○そうかなーって」
ベッキー「それは・・・ご助力いただけるならとても助かります」
(*‘ω‘ *)「いいですよ。もともとその気でした」
ベッキー「ありがとうございます!!要塞の最上階に司令官のフリードリヒ・タウパリクソンがいます。ご助力いただけること、彼に話してもらえますか?」
(*‘ω‘ *)「おっけー♪司令官にも顔を売っといたほうがいいもんね」
(*‘ω‘ *)「こんちゃっ」
フリードリヒ「む!これは!冒険者か!こういった戦場に冒険者が来るのは珍しいな。」
(*‘ω‘ *)「手伝いましょうか?500億で請け負います」
フリードリヒ「ハハッ!さすがに500億は無理だが働きに応じて十分な報酬を約束しよう。味方は一人でも多いほうが良いのでな。ふむ、背中に背負っているのは天聖棍か・・・?久しぶりに見るな」
(*‘ω‘ *)「エルちゃん棒ですが。」
フリードリヒ「天聖棍をもつ冒険者に手伝ってもらえるとなるとこの戦いも我々が勝利を収めるだろう。君の力を存分に発揮してくれたまえ、冒険者よ。」
(*‘ω‘ *)「エルちゃん棒ですが。」
つづく!