PART.35 古代語解析者を求めて!
「ごきげんよう。知的の館へようこそ」
「この本ですか?私が書いたものです。エルちゃん知的なんで。」
「この薬品ですか?私が調合したものです。エルちゃん知的なんで。」
「ほぉ?あなたも知的になりたいと。それなら私の弟子となりなさい。まずはシュークリームと炭酸ジュースを買ってくるのです。もちろんあなたのお金で。『知』への始まりはそこからくるのです」
闇の精霊「何バカなことやってるんだ?」
(●`ε´●)「邪魔しないで!フローリン村の村長の別荘、インスタ映え・・・ならぬSS映えする素敵ゾーンなんだから!!!」
・・・
さて、清水の起源を求めて再びカプラス洞窟にやってきたエルちゃん。
フィルラング「そうか・・・彼女は無事だったか、少し心配していた」
(´・ω・`)「清水の起源のこと教えて」
フィルラング「ほ?エル殿も・・・あの迷信の研究を・・・?あんなのを調べてどうするんだ・・・?」
(´・ω・`)「いいからっ」
フィルラング「うぅむ・・・オーウェンがいなければ、私が彼に殺されていた・・・。そういう意味では君たちは私の命の恩人だな。。。教えよう。コイという者が、管理している秘密の研究室がある。・・・私が教えたとは言わないでくれ・・・怒られるから。」
(´・ω・`)「はぁい」
うわーーーお~~!!
何という素敵空間でしょう!!!本好きにはたまらないですねぇ!
さて、管理者のコイさんに話を伺ってみましょう。
コイ「む?どうやってここを知った?」
(´・ω・`)「フィルラングが教えてくれました」
コイ「あのやろう・・・それで?君はここへなにしに?」
(´・ω・`)「清水の起源のことが知りたくて」
コイ「!!!!・・・・清水の起源!!!あれか!!!君、それを求めてきたんだ!」
(´・ω・`)「あ・・・はいっ」
コイ「一研究家としてあれは興味をそそられる題材だ。しかし、あれはやはり迷信の域を出ないよ。そんなものを求めて来るとは、珍しいお客さんだね。いいよっ。そのへんの本を見てみな?ホコリを被っているかもしれないけど。何かの記録が残されているはずだ」
(*‘ω‘ *)「ういっ」
(*‘ω‘ *)「これっぽい」
コイ「あぁ・・・これだね。確かに。しかし・・・これは何語だ?古代語・・・?読めないな・・・。師匠は一体どこでこれを手に入れたんだ・・・?」
(*‘ω‘ *)「師匠?」
コイ「カプラス師匠のことさ。この洞窟の名も、そこからきた。」
(*‘ω‘ *)「ほえぇー、コイさん、カプラスさんの弟子なのねぇ。」
コイ「古代語はねぇ、そもそもの文献が少ないし、文法もとても難解だから、解釈できる人がほとんどいないんだよ。考古学を専門にしてる人が・・・いるかな・・・?」
(*‘ω‘ *)「あ・・・心当たりあるかも。」
マルタ・キーンさんなら、もしかしたら古代語読めたりするんじゃないかな・・・!
コイ「おぉ・・・本当かい?もし内容がわかったら、近くによった時に、ここにも立ち寄ってくれよ。一研究家として、ぜひとも内容を知りたいね」
(*‘ω‘ *)「まかせんしゃいっ」
さてっ、マルタさんのところへGO~!
マルタ「エルさん!よく来てくれました!オーウェンは無事でしたか?」
(*‘ω‘ *)「うん。大変そうだけど、命に別状はないと思う。」
マルタ「そうですか・・・ふぅ、不幸中の幸いですね。気がかりで仕事も手につかなかったのですよ・・・」
(*‘ω‘ *)「それで、これ。たぶん清水の起源についての書物じゃない?」
マルタ「おぉ・・・たしかに・・・!表紙に清水の起源と書いてありますね・・・!」
(*‘ω‘ *)「読めるの・・・!?」
マルタ「う・・・うーん・・・いえ・・・すいません。表紙だけはなんとか分かりましたけど・・・。これは古代語の中でも難しい部類の、カルティアン語ですね・・・これに関しては私は全然読めないんですよね・・・」
(´・ω・`)「ほむぅ」
マルタ「ラフィー・レッドマウンテンという人なら、これが読めるかもしれません。マルニ農場の廃墟へ行ってみてください。彼は今そこにいるらしいので。」
(*‘ω‘ *)(ラフィー・レッドマウンテン・・・?なんかこの名前・・・どこかで聞いたような・・・)
(*‘ω‘ *)「こんにちは、ラフィーさん」
ラフィー「むっ・・・?あ、いつかの冒険者っ」
(´・ω・`)「どこかであったっけ・・・?」
ラフィー「ベルモルンが復活するとき、隠れて見ていたのが私だよ」
(*‘ω‘ *)「あぁ~いたねっ(全然覚えてなかった・・・)エダンはなんとか大丈夫そうよ」
ラフィー「あぁ、伝え聞いたさ。よかったよかった・・・。それで、ここへは何しに?」
(*‘ω‘ *)「いやぁ、古代語が読める人を探しててですね。マルタさんに紹介してもらったんですよ」
ラフィー「あの守銭奴マルタが?ほお・・・ってことは、相当な代物を持ってきたってことだな」
( ゚д゚)(マルタさんって守銭奴なの・・・しらんかった・・・。)
ラフィー「ほぉー・・・カルティアン語かぁ・・・深いところにある古代遺跡でも、なっかなかお目にかかれないもんだ」
(´・ω・`)「どうです?」
ラフィー「・・・ふむふむ・・・清水の起源!?ッハハ!こりゃまた、学者なら火の中に放り投げちまうような代物だ、これは」
(´・ω・`)「え?そうなの?」
ラフィー「そうとも。古代語で書かれてるからと言ったって、これに書かれてるのはくだらない迷信だ。解析する時間があったらもうすこし有意義に時間を使うだろうよ」
(´・ω・`)「・・・」
ラフィー「しかし!オレは違う!どーんなつまらない資料にも、研究の価値はあるってもんだ!いいぜ?解析してやるよ」
(*‘ω‘ *)「ありがとーラフィーのおっちゃん!」
ラフィー「おうよっ、それで、わるいんだが、オレは今マルニって奴のことを研究しててな?このへんにマルニの日誌ってのがあるはずだ。解析をしてる間、代わりにそれを探してきてくれないか?」
(*‘ω‘ *)「おうよっ!」
(*‘ω‘ *)「あった!」
オーク結合実験記録
-エリアン暦471年-
(*‘ω‘ *)?
・・・
(*‘ω‘ *)「持ってきた」
ラフィー「おうっ、すまんな。」
(*‘ω‘ *)「解析どう?」
ラフィー「そんな早くは無理だな・・・やっと一行解析した所だ。グラトニー洞窟と書いてあるな・・・」
(*‘ω‘ *)「グラトニー洞窟?」
ラフィー「マルニの実験場の地下にある陰気なところさ。ん・・・?グラトニー洞窟・・・といやぁ・・・」
(*‘ω‘ *)「?」
ラフィー「あ・・・昨日ヤーズと一緒にいたんだが、その場所が夢に出てきたとかなんとか言って向かってったなぁ。あいつもそこへ行ってると思うぜ?行ってきな。」
さてさて、おてんばなヤーズちゃんを追って、どこまでも進むエルちゃんであった!
続く!