PART.23 明かされるジョルダインの不正
こちら黒結晶抽出場管理人のドーソンさんです!事あるごとにジョルダイン卿と争っていたというけれど、今は何やら裏でつながっている様子だ・・・!
とりあえず話を聞いてみます!
(*‘ω‘ *)「こんちゃっ、ジョルダイン侍従長から派遣された者です。これが証明印です(ピラッ」
ドーソン「ふむ、なんだ?また催促にきたのか?」
(´・ω・`)「ほむ」(催促・・・?取引に使われる闇結晶の催促だろうか)
ドーソン「ジョルダインには猛毒植物のこのひどいにおいをなんとかしてくれと頼んだはずだ。そちらの要望を通そうとする前に、こちらの頼みを聞き給え。」
(´・ω・`)「狩ってきまぁす」
(´・ω・`)「狩ってきました」
ドーソン「ほう?なかなか早いな。ジョルダインの手下とか言っていたが、使えそうなやつじゃないか。」
(´・ω・`)「それで、取引の件で・・・」
ドーソン「はぁ、奴はほんとうにしつこいやつだな。余りにやりすぎると目立つのだよ。カルフェオン議会もいい加減に気づくだろう。今回が最後だとジョルダインに言え。これ以上やれば二人ともおしまいだと。」
(´・ω・`)「それではその旨、書面に書いてお渡しください。私がジョルダイン卿にお届けします。」
ドーソン、やはりジョルダインとつながっていた。そしてここの管理をしながら、黒結晶を直接ジョルダインに横流ししているようだ。
グレース「エルさん、うまくやりましたね」
(´・ω・`)「案外皆口軽いんで楽勝です」
グレース、「ついにジョルダイン卿を引き摺り下ろせる・・・彼の暴政から抜け出せるのです。しかし、闇の力に手を出してしまった彼が、どのようなことをしでかすかわかりません、注視しなくてはいけませんね。」
(´・ω・`)「うむ、大暴れしかねないです」
グレース「領主様の所にいき、事の顛末を話してきてください。もはや彼は侍従長としての立場を維持できなくなるでしょう。」
・・・
そしてエルちゃんはハイデルに戻り、セレンディア領主のクルシオ・ドモンガットにジョルダインの不正について話すのでした。
(´・ω・`)「領主様こちらを」(ドーソンのジョルダイン宛の手紙を渡す)
クルシオ「これは・・・」
(´・ω・`)「ドーソンとジョルダイン卿が裏で取引をしている証拠です。ジョルダインはカルフェオンに戦争をしかけるため、その資金源に抽出場の黒結晶をドーソンに盗ませていたのです。抽出場はセレンディアにあるため、その出納の管理についてはジョルダイン卿が行っていたのでしょう。それをいいことに二人で画策し、黒結晶をカルフェオンに送る前に、一部着服していたのです」
クルシオ「・・・なるほど、すまない冒険者よ。後ほどジョルダインも任務から帰ってくるだろう。その時に彼に話してみるよ。」
エルちゃんは、ジョルダインがやけくそになってクルシオ領主様に悪さをしないか見張るために、隠れて部屋の様子を伺うのだった・・・!
それからジョルダインが帰ってきて・・・
クルシオ「ジョルダイン卿。グリッシー抽出場のドーソンが、訪問してほしいと言っているが。。。」
ジョルダイン「・・・自分の暗躍が明らかになったので、ごまかそうとしているんでしょう」
クルシオ「それはどういう意味かね?君の考えが読めないな。」
ジョルダイン「剣をもってこい」
( ゚д゚)まさか・・・。いや、さすがに頭の切れるジョルダインが領主を殺すなんてことは・・・。
念の為武器を手に持ち構えるエルちゃん・・・。
ジョルダイン「これをご覧ください。抽出場で発見されたシャドウナイトの剣です。」
ジョルダインは黒いオーラをまとった剣をクルシオに見せ・・・
ジョルダイン「この剣はドーソンの宿舎にあったもので、彼のメイドによって発見されました。彼はシャドウナイトと、ある種の契約を結んだようなのです。」
クルシオ「・・・ふうむ」
ジョルダイン「彼が何を企んでいるか、必ず明かさなければなりません。」
ジョルダイン「抽出場に行く。馬を用意しろ!」
兵士「はっ」
そうしてジョルダインはその場所を後にするのだった。
・・・
(´・ω・`)「領主様・・・」
クルシオ「・・・君か。」
(´・ω・`)「領主様の命が危険にさらされるかと思い、控えておりました」
クルシオ「すまない。はぁ。ハイデルのために、命を捧げようとする彼が、どうしてこんなことを・・・。私は誰を信じればよいのだ・・・」
(´・ω・`)「・・・」
クルシオ「彼はドーソン卿のところへ行った。何か悪いことをしでかさないか心配だ。ドーソン卿に何かあれば、ハイデルはまたもやカルフェオンによって大きな苦しみを与えられるだろう。彼を追いかけて、見張ってくれないか。今頼れる者は君しかいない・・・。」
(´・ω・`)「・・・御意」
うおおおおお!ジョルダイン!!!お前に悪さはさせない!!
馬に乗り、全速力で抽出場に向かうエルちゃんなのであった・・・!