PART.1 なんだこの怪しい生物は・・・!?
視界がぼやける・・・目の前には知らない女性の姿。
彼女は言う
「気づいたか・・・?」
目の前に広がる光景が、一瞬にして全く別の物へと変わった。
兵士たちは各々その武器を持ち、「イレズラ」と叫びながらこちらへ向かってくる。
イレズラ・・・?
あの女性の声が頭の中に響く・・・。
「これは、忘れられた世界の記憶・・・」
この生命体は・・・?岩でできているのだろうか。どうして立っていられるのだろう。歩行して、どこかへ向かっている。。。
また変わる光景、これは・・・夜だろうか、どこか洞窟か何かの中だろうか。とても暗い。そしてそこに、赤い目をした靄のような生命体が現れこちらに話しかけてくる。
オマエか?本当に、オマエなのか?
そしてまた、再びあの女性が姿を表す。先程とは違う場所。古い遺跡のなかだろうか・・・?
「すまない。だがわかってくれ。」
すまない?何が?
真っ暗の世界。赤い点が2つ。
「俺たちの契約を・・・忘れるな。」
・・・・・・
・・・
記憶をなくしたエルちゃん。頭がぼーっとする(´・ω・`)
ここはどこ・・・?歩いてあたりを確認しようとすると、目の前に黒いもやもやした球体が浮かび上がってきた。
闇の精霊「ん?やっと歩けるようになったか。大丈夫かよ」
(´・ω・`)「・・・だれ?」
闇の精霊「・・・なんだ?まさか忘れたのか?約束しただろうに。ま、いいか。いずれ思い出すだろ、ヒヒ」
(´・ω・`)「・・・???」
闇の精霊「あそこにオマエを待ってる奴がいる。話しかけてみろ。大丈夫、オレの姿はオマエにしか見えない。」
怪しげな生命体、闇の精霊に促され、この人に会いに行くことにしました(*´ω`*)
イケメンですね・・・(*´ェ`*)ポッこの人は遺跡探検家のエダンおじさんです。
(´・ω・`)「あのぉ・・・私って・・・」
エダン「おぉ、君、動けるようになったか。よかった。向こうの方で倒れていてね。私がここにつれてきたのだよ。」
(´・ω・`)「それはそれは、ありがとうです。それで・・・すいません、記憶がないのですけど・・・」
エダン「ええ・・・!これは・・・困ったな、記憶をなくしたのか。ここはバレノスという国の古代人の石室と言われているところの近くだよ。」
(´・ω・`)「・・・古代人・・・?」
エダン「うーん・・・おそらく君は、傭兵か・・・あるいは冒険者かな。農作業をしているような格好ではないしね。記憶を取り戻すのを手伝ってあげたいが、仕事が溜まっててね。そろそろ戻らなくてはならない。」
(´・ω・`)「仕事・・・?石室の調査とかですか?」
エダン「ん?興味があるのかい?もしそうならそこの古代遺物を見てみるのはどうかな。とても神秘的だよ。さて、それではね。」
目の前にあるのは巨大な石の彫刻のようなもの。
近くにいた労働者隊長の話を聞くと、どうやら「巨大巨人」の心臓だと・・・。
巨大巨人って・・・「巨」が2つもついてる。とってもとってもでかいんだろうか( ゚д゚)
労働者隊長は言う。「この世界は謎に包まれている・・・」
彼らはこの世界の解明のため、日夜研究に研究を重ねている。
しかし
エルちゃんは、まずは自分が誰なのかを解明したいのだった(´・ω・`)
つづく(*´ω`*)