PART.16 それぞれの道を歩む
エダンの付き人の女性、オーウェンさんの後を追ってきたら、何やら怪しげな男と話している・・・!
あ、ちなみに後ろでぐーすか寝ているのは、前回闇の手先の言葉を解読していたヤーズちゃんです(*´∀`*)
彼らが何やら話をしている・・・
謎の追跡者「闇の君主は、名前をベルモルンという。シャドウナイトたちを組織化した張本人だ。あなたの力だけではどうにもならないだろう。」
オーウェン「・・・エダンが、アルスティン様と一緒にグリッシー村に助言を求めにいきました。二人で一緒に、彼の復活を防ぐ方法を探してみると・・・。」
謎の追跡者「ゴルガスはカルフェオンにいるらしい。そこで闇を浄化しているようだ。」
オーウェン「なるほど、それでは万一の場合に備えて、その方の所に行ってみます」
ヤーズ「丸焼きだ・・・いい匂い・・・(ムニャムニャ」
オーウェン「ヤーズをお願いします」
ヤーズ「やだ・・・もっとくれ」
謎の追跡者「ちょ・・・ちょっとまってくれ!私はカルフェオンに行くことにする!闇の君主の相手をしたほうがマシだ!」
オーウェン「ふふっ、あなた、エダンと同じことを言うんですね」
・・・
(*‘ω‘ *)何やらいい雰囲気です、っていうか、ヤーズちゃん、あなたどんな子なのっ!
さて、この怪しい男の人、怪しくはあるけれど、オーウェンさんと結構親しげに話していたのを見ると、そんな悪いやつではなさそうだ。
(*‘ω‘ *)「オーウェンさぁん、来ました」
(*‘ω‘ *)「闇の君主、ベルモルンっていうんですね」
オーウェン「えぇ、闇の君主ベルモルン、そして、影の騎士団。私達が必ず乗り越えなければならない存在たちです。これは、森の統治者、カーマスリブ守護者ブロリナ・オーネット女王様の命令でもあるのです。闇が人間の地を覆えば、次は森に脅威をもたらすでしょうから。」
(*‘ω‘ *)「影の騎士団・・・そんな存在もいるのですかぁ」
オーウェン「はい、でも今早急に解決すべきは、ベルモルンの方ですね。私は、カルフェオンのゴルガス様に会いに行こうと思います。難しいとは思いますが、グラナのためにも、力を尽くしたいですね。」
(*‘ω‘ *)「カルフェオンはよく耳にしますね。グラナ?」
オーウェン「グラナはカーマスリビアの首都ですよ。ここから、随分西にある地ですが・・・。いずれ、冒険者さんもその地を訪れることと思います。」
(*‘ω‘ *)「ほぉん」
オーウェン「さて、あなたはヤーズと一緒にグリッシー村に様子を見に行っていただけますか?ベルモルンの復活を、なんとしてでも食い止めなければ・・・」
(´・ω・`)(ヤーズって、この寝てる子よね・・・この怪しげなおじさんがなんかビミョーに嫌がってたから、嫌な予感が・・・)
(´・ω・`)チラッ
謎の追跡者「・・・(目逸らし)」
(´・ω・`)・・・
(´・ω・`)「まぁ、記憶を探したいんで、どこへでもいきましょうとも」
オーウェン「そうですか。話はエダンから聞いていますが、大変ですね・・・。グリッシー村の出身のエンリコという人がいます。彼が親切に案内してくれるはずですよ」
(´・ω・`)「ところであなたは・・・?」
謎の追跡者「こんにちは、冒険者よ。私か・・・?別になんてことはない、ただの一般人だよ」
(´・ω・`)(ぜーんぜんそうは見えないんだよなぁ・・・)
謎の追跡者「ふむ、君とはまた会いそうな気がするな。バレンシアに来たときには、私を訪ねてみてくれ」
(´・ω・`)「バレンシア・・・?」
謎の追跡者「なんだ、しらないのか?あぁ、記憶がないのだと言っていたね。バレンシアはここより遠く東にある国だよ。広大な砂漠が広がっているのだが、首都バレンシアはとても活気のある都市でね。」
(´・ω・`)「砂漠かぁ。暑いの苦手なんですけど・・・」
謎の追跡者「大丈夫さ、冒険者よ。砂漠の夜は死ぬほど寒いからね。ははっ」
(´・ω・`)「・・・」
さて、グリッシー村出身のエンリコ君の所に行こう。
エンリコ君は、最初にハイデルで生活していくためにはローレン家の依頼をこなすといいと教えてくれた兵士さん。会うのは二度目ですね(*‘ω‘ *)
エンリコ「あぁ・・・あのオーウェンという人・・・美しかった」
(´・ω・`)「あんのぉ」
エンリコ「あ、あぁ、君か!」
(´・ω・`)「グリッシー村にいきたい」
エンリコ「グリッシー村?あぁ、私の故郷ですよ。まぁ・・・いまではもう寂れた村ですがね、周りに驚異となる存在がうようよとしているのです。」
(´・ω・`)「あらまぁ」
エンリコ「チェイサル隊長という方がいなかったら、今頃あの村はなくなっていたでしょうね・・・マッドマンという種族が暴れているところがありますので、注意してくださいね」
(*‘ω‘ *)「おっちぇーっ」
そうしてグリッシー村に旅立つエルちゃんなのであった。